2003年07月28日(月)
打高投低
昨日,ダイエーがオリックスに対し26得点32安打という記録的猛打で大勝した.この試合に限らず,今年は大量得点の試合が実に多い.
打撃技術の向上という要因もさることながら,道具の進化によるところが大きいと思われる.バットやボールなどの道具の進化による恩恵を受けられる打者に対し,投手は道具の進化の恩恵を受けることができないのだ.
そこでニッカンスポーツ・野崎氏は「外角のストライクゾーンをもっと広げては」と唱えている.まったく同感だ.
日本のプロ野球を見慣れていると,大リーグ,オリンピックなどの国際試合のストライクゾーンは外角が実に広い.国際試合における日本の最近の低迷はこうしたところにもあるのではと思える.
次回,2004年アテネオリンピックではメダル取りが至上命題とされている日本.そして,大味な試合が目立つ日本プロ野球.この野崎氏の提案は一石二鳥にも三鳥にも思える.
2003年07月01日(火)
巨人が西武松井を今オフFA獲得へ?!
http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-030701-0009.html
によると、今オフ、巨人が西武松井のFA獲得を目指すことが明らかになったという。
そんなことにならないように願いたい。
2003年06月28日(土)
試合を決めた意外なプレー
阪神への挑戦権をかけた中日対巨人戦。息詰まる投手戦を制したのは試合を決めたのは意外なプレーだった。
巨人先発はプロ入り2年目・プロ初登板初先発の林。中日先発はプロ20年目の山本昌。83年生まれの林と83年入団の山本昌、因縁めいた対決はすばらしい投手戦となった。山本昌は8回を投げ無失点、林も7回を投げ同じく無失点わずか1安打の好投を見せた。
そして、0-0の8回裏、この投手戦を決めるプレーが起きる。谷繁のフォアボール、関川ヒットなどで迎えた一死一,三塁。打者・井端の打った当たりは最悪のセカンドゴロだった。セカンド・元木は目の前の一塁走者・関川へタッチをしに行く・・・
関川は身を翻しタッチをかわす。元木も一塁方向へ追い詰めたが、打者を先にアウトしに行かざるを得なかった。打者アウトの後、関川もタッチアウト。併殺完了・・・。しかし、コブシを握りしめ喜ぶ関川。湧き上がる中日ベンチ。呆然とする巨人・林。3つ目のアウトがタッチプレーとなったため先に本塁を踏んだ三塁走者・谷繁の得点が認められたのである。
セカンドへ投げなかった元木のボーンヘッド。必死でタッチをかいくぐった関川の執念。独走する阪神への挑戦権の獲得の分れ目となった。
2003年04月29日(火)
これぞ醍醐味
ホームランより三塁打が好きだ。
パワープレーよりスピードのあるプレーの方が好きというわけだ。
そんな私をうならせるプレーが今日の阪神巨人戦の5回裏の阪神の攻撃にあった。
二死で走者は一塁に俊足・赤星。この場面で打者・金本との間でランエンドヒット。
ファーストの頭を高いバウンドで越えた当たりはライト前へ。
この当たりで一塁走者の赤星は一気に二塁、三塁を回りホームへ。
ライトからの返球が多少それたこともあり、赤星は生還した。
ライト・山田の動きがやや緩慢なところもあったが、それを割り引いたとしても素晴らしいプレーだった。